◆JERAセ・リーグ 広島5―6巨人(27日・マツダスタジアム)

 広島は打線の追い上げも及ばず、1点差を逃げ切られた。0―5の5回は先頭から5連打で1点差に詰め寄り、再び2点差となった8回は長打2本で1点を返した。

だが、追い付くことはできなかった。マツダ初先発のドラ2左腕・佐藤柳が3回4失点(自責3)で降板するなど、序盤の大量ビハインドが重くのしかかった。後半戦は巨人に連敗スタートで、前半戦から今季3度目の5連敗。借金は2ケタに王手の「9」に膨らんだ。7月いまだ3勝しかできておらず、14敗3分けと苦しい戦いが続く。

 新井貴浩監督の試合後の主な一問一答は以下。

 ―打線に最近なかったつながりが見えた

 「そうやね。5点ビハインドとなかなか苦しい展開になったけど、選手全員、絶対に何とかするんだという気持ちが伝わってきたし、がむしゃらな姿というのが伝わってきました。こういう試合をしていけば必ず上向いてくると思いますし、チームとしても成長できると思います」

 ―先発の佐藤柳投手は制球を乱して、修正もできなかった

 「ストライクを取るのも苦労していたので。これもいい経験だと思うので、肥やしにしてもらいたいです」

 ―2番手以降の中継ぎは前日に言われたように流動的な起用となった

 「いろいろ状況、うちの投手の状態を見極めながら起用していきたいと思います」

 ―今日、今季初めて坂倉選手が一塁でスタメン

 「今日は佐藤、ルーキーが先発ということでアツ(会沢)にリードしてもらった。サク(坂倉)も試合に出てほしいというか、出ないといけないので、ファーストで使いました」

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