◆JERA セ・リーグ 広島5―6巨人(27日・マツダスタジアム)
最初の打席、外角の真っすぐに三振を喫した岸田。また、その球で決めにくると読んでたね。
ただし、リードには注文がある。先発の赤星が5回に急に崩れたのは、フォークの投げ過ぎだよ。88球投げた中で26球。3割弱は多すぎる。腕を下げて投げるようになり、逃げながら沈むようになった。チェンジアップ気味になって、バッターが手を出してくれる反面、空振りを取れる球ではないんだよな。
5回無死満塁で、大盛に走者一掃の三塁打を浴びた。悪いコースではなかったけれど、フォークが来るだろうという意識で待っているから、当たってしまうんだ。
それにインハイや、外の完全にボールのコースに構えるのが、俺は見ていて嫌だね。ピッチャーというのは、いい所に投げたいという本能みたいなもんがあるんだよ。あんな構えをされても投げられないさ。ボールにしろというなら、そういうサインでやってほしいね。(スポーツ報知評論家・堀内 恒夫)