◆JERAセ・リーグ 広島5―6巨人(27日・マツダスタジアム)

 広島は最後まで追い付くことができず、1点差を逃げ切られた。巨人に連敗し、今季3度目の5連敗。

借金は9まで増えたが、新井監督は「こういう試合をしていけば、必ず上向いてくる」と前を向いた。

 0―5の5回に先頭からの5連打で4点を返して1点差。2点差に広がった8回は、今季初めて一塁でスタメン出場した坂倉の二塁打を起点に再び1点差に詰め寄った。指揮官は「選手全員の絶対に何とかするんだという、がむしゃらな姿が伝わってきた」と、打線の粘りに希望を感じ取った。

 試合前、松田オーナーが練習を視察に訪れた。グラウンドに姿を見せるのは異例のことだが、直々のゲキに応えることはできなかった。間もなく終わりを迎える7月はいまだ3勝にとどまり、14敗3分け。移動日を挟み、29日からの阪神3連戦(甲子園)で、首位チームを相手に連敗ストップを目指す。(畑中 祐司)

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