名遊撃手として阪急(現オリックス)の黄金期を支えた大橋穣(ゆたか)さんが18日に都内の自宅で死去していたことが27日、分かった。79歳。

葬儀・告別式は近親者で行った。

 日大三高から亜大に進み、東都大学リーグで当時最多の通算20本塁打を放った。68年ドラフト1位で東映入団。1年目から遊撃のレギュラーをつかむ。71年5月3日には、ロッテ戦の延長10回に本塁打を放ち「5者連続本塁打」に絡んだ(3人目)。72年に阪急へ移籍。ベストナイン5度に加え、ダイヤモンドグラブ賞(現ゴールデン・グラブ賞)は72年の第1回から7年連続受賞。パ・リーグの遊撃手として7度の受賞は、源田(西武)に昨年並ばれるまで単独最多だった。82年限りで引退。現役時は通算1372試合に出場し、打率2割1分、96本塁打、311打点だった。

 引退後は阪急・オリックス、中日、ヤクルトで守備・走塁コーチ、2軍監督などを歴任。台湾・統一で監督、韓国・SKでコーチも務めた。

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