◆米大リーグ レッドソックス―ドジャース(27日、米マサチューセッツ州ボストン=フェンウェイパーク)

 ドジャース・大谷翔平投手(31)が27日(日本時間28日)、敵地・レッドソックス戦に「2番・指名打者」で先発出場し、3打席目は外角低めのチェンジアップにうまく体を残してバットの先に当てると、打球は右前に抜けていった。8試合連続ヒット中の大谷はこれでマルチヒットをマークした。

 悪天候の影響で約40分、開始時間が遅れてスタート。初回1死の1打席目はフルカウントから89・5マイル(約144キロ)のチェンジアップを見送り、四球で出塁した。0―1の3回2死一塁の2打席目は、打球速度108・9マイル(約175・3キロ)の強烈なセンター前ヒットでチャンスを広げ、8試合連続安打とした。

 前日に合流したベッツが1番に復帰し、大谷も3戦ぶりに2番での起用となった。相手先発は、昨季はドジャースでワールドシリーズ胴上げ投手となり、今季はレッドソックスに移籍した元同僚のビューラー投手。今季は17試合に登板し、6勝6敗、防御率5・72。過去は2打数ノーヒットに抑えられている。

 大谷は前日、初回先頭でリーグ単独トップの38号アーチを放つなど、4打数1安打1本塁打1打点、3三振だった。一方、チームは敗れて空砲に終わり、連勝は「2」でストップしていた。

 後半戦は試合前時点で8試合で33打数8安打、6本塁打、11打点。球団タイ記録となる5試合連続アーチを放つなど、上々のスタートで、昨季を上回るシーズン58・6本ペースで来ている。

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