◆第107回全国高校野球選手権和歌山大会 ▽決勝 智弁和歌山2―0星林(29日・和歌山市紀三井寺)

 今春センバツ準優勝の智弁和歌山が28度目の夏の甲子園出場を決めた。3回1死三塁で大谷魁亜二塁手(3年)が右越えに適時三塁打を放つと、山下晃平左翼手(2年)が左犠飛で続き、2点を先制。

以降は好機で得点できなかったが、先発の宮口龍斗投手(3年)が好投した。5回までわずか47球。6回2死二、三塁のピンチをしのぎ、終盤まで星林を封じた。 

 和歌山大会を通じ、層の厚い投手陣が実力を発揮した。宮口とセンバツで5試合に先発したU18日本代表候補のエース・渡辺颯人投手(3年)を中心に、5試合で計3失点。4度の完封勝利で頂点に立った。

 27年ぶりに決勝に進出した星林は大黒柱の則藤瑞起投手(3年)が9回6安打2失点と好投したが、35年ぶりの甲子園には一歩及ばなかった。

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