オリックス・九里亜蓮投手が28日、29日の西武戦(京セラドーム大阪)での必勝を誓った。チームが今季ワーストの5連敗中と苦しむ中で迎える、後半戦最初のマウンド。

自身も直近2試合はそれぞれ5失点(自責2)、6失点で敗戦投手となっており「オールスター前はやられているので、自分自身、思うところがありながら過ごしている。いい投球を見せることが一番だと思うし、チームが勝つことが一番」と、悲壮な覚悟で連敗ストッパーに名乗り出た。

 西武戦の登板は今季2度目。前回4月25日(ベルーナドーム)は勝敗こそつかなかったが、6回2失点と試合をつくった。「打者の反応を見ながら、試合の中で変わっていくこともたくさんあると思う。捕手と試合中もしっかり話しながら、抑える確率が高いことをやっていかなければいけない」と自らに言い聞かせた。

 きょう29日は、夏の恒例イベント「Bs夏の陣」の初戦だ。チームは首位・日本ハムと7・5ゲーム差の3位と正念場。「どうですかね? 似合っていればいいかな、と思います(笑)」。基調ブラックに「常熱レッド」のアクセントが加えられた、限定ユニホームでの快投を描いた九里が先陣を切り、真夏の大反撃を開始する。

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