阪神の新外国人のグラント・ハートウィグ投手が28日、兵庫・西宮市内で入団会見に臨み、マイアミ大学時代まで医師を志していたことを明かした。「もともとは医者になりたい気持ちもありましたし、野球でプロの道は考えてなかったんですけど。

野球をする機会に恵まれて、腕を磨いていく中でやっていけるという感触があった。今は野球に集中したい」と話した。

 変則的なサイドスローから投じる150キロ超の剛球とスイーパー、ツーシームなどが武器。今季は3Aでリリーフとして21試合に登板し、2勝3敗、防御率3・42だった。また同僚になる阪神のデュプランティエや、DeNAに移籍した藤浪は元チームメートだ。「過去NPBでプレー経験のある藤浪投手、千賀投手らと話をさせていただいて日本の野球、タイガースのことは聞いている。全力を尽くすだけなので、しっかりと貢献していきたいと思う」と闘志を込めた。

 ◆グラント・ハートウィグ(Grant Hartwig)1997年12月18日、生まれ。米国出身。27歳。21年にメッツと契約し、23年にメジャーデビュー。メジャー通算32登板で5勝2敗、防御率5・14。

今季は3Aで21登板し、2勝3敗、防御率3・42。196センチ、106キロ。右投げ右打ち。

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