広島の2年目左腕・高(たか)太一投手(24)が8月1日の中日戦(マツダ)でプロ初先発することが28日、決まった。チームは5連敗中で借金9の5位。

永川投手コーチは「来年以降も頑張ってくれてプラス、今勝つ確率が高い投手を使っていく」と流れを変える新風に期待した。

 高は大商大から23年のドラフト2位で入団。昨季の最終戦では3番手としてプロ初登板し、初ホールドを記録した。今季はウエスタンで防御率4・17だが、26日の阪神戦(由宇)で3回を1安打無失点と好投。週末のカードは6年目の玉村と新人・佐藤柳の両サウスポーが2軍再調整となり、先発が不足していた。チーム状況を含め、若手にはチャンス。高は「(2軍で)真っすぐの球威、質にこだわってきた。それを上で出せたら」と意気込んだ。

 一方、26日の巨人戦(マツダ)で右手にマメができて7回途中で降板した森下は、予定通り中6日で高に続く2戦目に先発。3戦目は、8年目右腕の遠藤がリリーフから回る見込みだ。(畑中 祐司)

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