◆米大リーグ レッズ―ドジャース(28日、米オハイオ州シンシナティ=グレートアメリカンボールパーク)

 ドジャース・大谷翔平投手(31)が28日(日本時間29日)、敵地・レッズ戦に「2番・指名打者」で先発出場し、3―1で迎えた7回無死二塁の4打席目はフルカウントから3番手右腕バーローの79・8マイル(約128・4キロ)のスイーパーを冷静に見極めて四球を選んだ。その後、T・ヘルナンデスの左前適時打で三塁まで進むと、続くフリーマンの右前適時打で生還して今季100得点目を挙げた。

 この日は初回無死二塁で迎えた1打席目は、好機で二ゴロに倒れたが、進塁打で1死三塁とすると、続く3番のT・ヘルナンデスが左前適時打を放ち、先制点を奪った。3回1死走者なしの2打席目は、外角外れ気味のチェンジアップに泳ぎ、平凡なショートゴロに倒れていた。

 3打席目には快音を響かせた。1―1で迎えた5回1死一、三塁の場面では甘く入った99・4マイル(約160キロ)の直球を捉えると、速度110・7マイル(約178・2キロ)の打球が中堅右を抜け、走者2人が生還する2点適時二塁打となった。二塁に到達すると、手を大きく右に左に振って、ナインと喜びを分かち合った。

 前日の敵地・レッドソックス戦では「2番・DH」で先発出場。昨年同僚右腕ビューラーから2安打1四球で、8試合連続安打、7戦ぶりのマルチヒットをマーク。一方、好機では2度凡退するなど、決定力を欠いたが、持ち前の勝負強さで先発の山本由伸投手を援護した。

 2戦ぶり39号を狙う大谷は、グレートアメリカン・ボールパークでアーチを放てば、メジャーの本拠地29球団目となり、30球団で残りはフィリーズのシチズンズバンクパークだけになる。

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