巨人は29日、育成・菊地大稀投手と支配下選手契約を締結したと発表した。背番号は「68」に決定した。

支配下登録選手は69人となり、残り1枠となった。今季2軍では先発、中継ぎの両方で10試合に登板して3勝2敗1セーブ、防御率2・65。150キロを超える直球と鋭く曲がるスライダーなどを武器に、奪三振率10・06と優れた数値をマークしていた。

 プロ2年目の23年には救援で自己最多となる50試合に登板。プロ初勝利も挙げるなどブレイクしたが、24年は初の1軍登板なしに終わり、同年オフに育成契約で再出発を切った。今季は3軍落ちも経験したが、「いち早くもう一回支配下に戻って、1軍で活躍することが目標」とはい上がってきた剛腕が、貴重な戦力として加わる。

 菊地大稀投手は以下のコメントを発表した。

 「 1軍が勝つためのピースになれれば、というのが一番の気持ち。1軍に呼ばれるために変わらず練習を継続し、試合で投げた時には自分の良いところが出せるように頑張っていければと思います」

 ◆菊地 大稀(きくち・たいき)1999年6月2日、新潟・佐渡市生まれ。26歳。佐渡高から桐蔭横浜大に進み、4年秋に4勝、防御率1・18で最優秀投手賞。21年育成ドラフト6位で巨人に入団し、22年4月に支配下選手登録。

25年は育成契約で再出発。186センチ、89キロ。右投左打。

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