◆米大リーグ ブルワーズ8―4カブス(28日、米ウィスコンシン州ミルウォーキー=アメリカンファミリーフィールド)

 カブス・鈴木誠也外野手(30)が28日(日本時間29日)、敵地・ブルワーズ戦に「3番・指名打者」でスタメン出場し、4打数1安打で9試合連続本塁打なしとなった。チームは初回に3点を先取しながら同地区のブルワーズに逆転負けを喫して首位の座を明け渡した。

 ブルワーズの先発は、最速165キロでメジャー登板わずか5試合でオールスターに選出された23歳新怪物の右腕・ミジオロウスキー。誠也は初対戦だった。初回無死一、二塁の1打席目は、投手強襲の安打で出塁。2試合ぶりの安打で無死満塁とチャンスを広げ、3点の先取点につなげた。3点をリードした3回先頭の2打席目は三邪飛に打ち取られた。

 1点を追う5回2死一塁の3打席目はリリーフ左腕・ホールと対戦して四球を選んで出塁。2点を追う7回2死二塁の4打席目は、左腕・ケーニッグと対戦し、空振り三振に倒れた。4点を追う9回2死一、二塁でも空振り三振を喫してゲームセットとなり、最後の打者となった。

 前半戦だけで25本塁打、77打点とメジャー4年目で自己最多をマークした誠也。後半戦初戦だった18日(同19日)の本拠地・レッドソックス戦では、26号を放つなど、2安打3打点で好スタートを切ったが、翌19日(同20日)からの8試合では6度の無安打と当たりが止まり、後半戦は10試合、37打数5安打の打率1割3分5厘、1本塁打4打点と苦しんでいる。

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