◆米大リーグ レッズ2―5ドジャース(28日、米オハイオ州シンシナティ=グレートアメリカンボールパーク)

 ドジャース・山本由伸投手(26)が28日(日本時間29日)、敵地・レッズ戦に先発して7回101球を投げ、4安打1失点、9奪三振の快投で後半戦初勝利となる9勝目(7敗)をつかんだ。空振り21はメジャー移籍後最多で、防御率は2・48となった。

 ロバーツ監督は「とにかく全体的に素晴らしいパフォーマンスでした。本来の、支配的な投手としての姿に戻ってきました。フィジカル面でも良い状態。カーブでカウントを立て直したり、必要な時には三振を取ったりできています」と絶賛した。

 山本は、1点のリードをもらった初回こそ2死満塁で昨季同僚だったラックスの二ゴロの間に1点を失って追いつかれたが、3者凡退で抑えた2回からは本塁を踏ませなかった。3回は2死二、三塁もラックスを二飛に打ち取り、4~7回の4イニングは、1安打も許さず、出した走者は6回2死からの四球による1人だけだった。

 最速96・2マイル(約153・8キロ)の直球を軸に、スプリット、カーブ、ツーシームなど多彩な変化球を効果的に使ってレッズ打線を手玉に取った。「2番・指名打者」でスタメン出場した大谷翔平投手(31)も、同点だった5回に勝ち越しの2点適時二塁打を放って援護した。

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