◆イースタン・リーグ ヤクルト―巨人(29日・戸田)

 巨人の菊地大稀投手がイースタン・ヤクルト戦に2番手で登板。この日の試合前に支配下選手契約を結んでから上がったマウンドで、3回2安打無失点、1奪三振と好投した。

 4点リードの5回から登板。2死から四球と安打で2死一、二塁のピンチを背負ったが、最後は2番・田中をスライダーで中飛に封じて無失点。6回は先頭の長岡に遊撃内野安打で出塁を許したが、後続を断った。7回も続投し7番からの快打順を空振り三振、三ゴロ、二ゴロで3者凡退に封じた。試合前に「1軍に呼ばれるために変わらず練習を継続し、試合で投げた時には自分の良いところが出せるように頑張っていければ」とコメントしていた通り、力強い投球でアピールに成功した。

 菊地はプロ2年目の23年には救援で自己最多となる50試合に登板。プロ初勝利も挙げるなどブレイクしたが、24年は初の1軍登板なしに終わり、同年オフに育成契約で再出発を切った。今季は3軍落ちも経験したが、課題と向かい合いながら復調。2軍昇格後は先発、中継ぎの両方を経験し、試合前の時点で10試合に登板して3勝2敗1セーブ、防御率2・65、奪三振率10・06をマークしていた。

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