楽天は29日、ドラフト2位・徳山一翔投手=環太平洋大=が28日に神奈川県内の病院で左肘内側側副じん帯再建術(通称トミー・ジョン手術)を受けたと発表した。球団によると試合復帰まで約1年を要する見込み。

 ロッテ戦(ZOZO)の試合前に取材に応じた石井一久GMは「なかなか今年(状態が)上がってこなかったので、パフォーマンス的にはそんなに低迷はしなかったけれど、(手術を)やった方が100%の力で投げられるので、今のうちにやっておこうと。当初、ドラフトから不安はあったのですが、それを踏まえて彼のパフォーマンスは高いので、来年をしっかりとリハビリにあてて、チームの中心選手になってほしいというところで行いました。このタイミングでできるのはプラスだと思います」と説明した。

 徳山は今季の1軍登板はなし。ファームでは5試合に登板して1勝2敗、防御率3・00。

 ◆徳山 一翔(とくやま・かずと)2002年4月11日、徳島県生まれ。23歳。海陽中では軟式野球部に所属。鳴門渦潮では一塁手兼投手。環太平洋大では1年春からリーグ戦ベンチ入り。3年時に全日本大学野球選手権出場、明治神宮大会は2年時から3年連続出場。177センチ、87キロ。

左投左打。

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