◆JERAセ・リーグ 阪神1―0広島(29日・甲子園)

 広島は6連敗で、借金が4シーズンぶりの10に膨らんだ。阪神戦は9連敗で、同一シーズンでは2分けを挟み12連敗した81年以来の屈辱が続いている。

苦手の大竹との対戦は今季も4戦4敗。通算17度目の対戦で13勝目を献上した。

 7回に敵失から好機が広がったが、無死満塁で代打・野間が痛恨の投ゴロ併殺。何とか打球を前に飛ばそうと食らいたが「一番、最悪なところに飛んだ。無死満塁は先頭が大事。何とか1点でもというところで、きょうの試合は僕のせい」と、うなだれた。先発の床田は6回5安打1失点と粘ったが、初回の失点が最後まで響いた。

 以下は試合後の新井貴浩監督の一問一答

―床田は好投

「ナイスピッチングでした。何とか勝たせてあげたかったけど」

―打線は中盤に好機を

「あと1本という、そこまでいってるんだけどね」

―7回無死満塁は何としても打球を前に飛ばしたい場面。得点を取るための打撃が期待できる野間を起用

「もう、うちの代打の一番手は野間なのでね。野間でああいうふうになったら、しょうがないです」

―大竹は

「やっぱり野間のところもそうだけど、アウトコースの高さもボール気味かな。ここ一番で間違わないピッチャーだと常に思います」

―スローボールも使われ、緩急に苦戦

「もう何回も対戦があるしね。

投げるボールだけでなく、投げるタイミングやモーションだとか、いろんなことをやって、ずらしてくる。いいところまではいっているのでね。次の対戦もある。前を向いてやっていきたいと思います」

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