◎「第11回紀州興紀大会」(7月26日・貴志川球場ほか)◆中学生の部 ▽決勝 紀州ボーイズ9-2福知山ボーイズ

 盤石の仕上がりを見せた。紀州は決勝を5回コールドで快勝V。

河村主将は「今大会が始まる前から打撃があまり良くなかったけど、徐々に良くなって、最後にこういう形になって良かった」と笑み。開幕が迫った選手権大会を意識し、確かな手応えを明かした。

 初回に千本、寺田の連打から河村が先制打。2回には立石の犠飛、さらに寺田が右翼防球ネット直撃の3ランでリードを広げた。中学で8本目の“サク越え”に「直球を狙っていた。真ん中の甘い球をしっかり、ジャストミートできた」と納得顔。強打を誇る3番打者は、投げても先発で4回無失点と文句なしだった。

 4回には2死無走者で5番・河村から米倉、須崎、田村、立石と5連打で4得点。先発全員の16安打9得点と打ちまくった。8番・田村は3の3、2打点に「今大会は不調だったけど、今日はつなぐ意識で。しっかり、上位打線に回したかった」と笑った。

 いよいよ、夏の大一番だ。

今春の全国舞台では、決勝で愛知尾州に敗れて準優勝。河村は「春のリベンジをしたい」と短い言葉に決意を込めた。

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