◆米マイナーリーグ アイオワ―インディアナポリス(29日、米アイオワ州デモイン=プリンシパルパーク)
タイガースを退団し、カブスとマイナー契約を結んだ3Aアイオワ所属の前田健太投手が29日(日本時間30日)、インディアナポリス戦に先発。2回先頭打者にソロ本塁打を浴びたものの、その後4連続三振を奪うなど立ち直り、6回を4安打1失点。
前田はツインズからFAとなった2023年オフにタイガースと総額2400万ドル(当時のレートで約35億円)の2年契約を結ぶも、昨季3勝7敗でシーズン途中からリリーフに回り、先発復帰を目指した今季もリリーフでスタート。7試合投げ防御率7・88と調子が上がらず、5月1日にDFA通告、いわゆるメジャー契約40人ロースター枠から外され、事実上の戦力外となって、カブスとマイナー契約を結んでいた。
これで、直近6登板ではすべて5回以上投げ、防御率も3・31と調子が上がってきた。カブスはナ・リーグ中地区で2位に後退するなど、投手陣の不安が感じられてきた。前田の好投が続けば、メジャー昇格の可能性が見えてくる。