◆JERA セ・リーグ 中日―巨人(30日・バンテリンドーム)

 巨人は、1軍に合流した戸郷翔征投手が3勝目を目指して、6月22日の西武戦以来の先発。1回、2回と得点圏に走者を背負ったが無失点で切り抜け、3回も安打を許したが、最後は4番・細川成也外野手から見逃し三振を奪い、3回3安打無失点と粘投している。

 巨人は初回、先頭の丸佳浩外野手が中日の先発・柳裕也投手の初球を右前打。佐々木俊輔外野手の三ゴロを中日の三塁・板山祐太郎内野手が二塁へ悪送球して無死一、二塁とした。泉口友汰内野手は中飛、キャベッジ外野手の一ゴロで2死二、三塁となったが、岸田行倫捕手は中飛に倒れ、先制の好機を生かせなかった。

 戸郷は1回、先頭の岡林勇希外野手をフォークボールで空振り三振、田中幹也内野手には左翼線二塁打を打たれ、上林誠知外野手の右飛で2死三塁、細川成也外野手には四球を与え2死一、三塁とされたが、ボスラー外野手を二飛に打ち取り、無失点。

 2回の戸郷は先頭の板山祐太郎内野手を四球で歩かせ、石伊雄太捕手に左前打され無死一、二塁。村松開人内野手は遊ゴロ併殺打に仕留め、2死三塁からは柳裕也投手を中飛に抑え、この回もピンチをしのいだ。

 3回は1死から田中幹也内野手に中前打されたが、上林誠知外野手を左飛、細川成也外野手は直球で見逃し三振に抑えた。

 打線は柳に2回は3者凡退、3回は2死から佐々木が右前打で出塁したが、二塁盗塁失敗で攻撃を終えた。

 杉内コーチコメント 先発戸郷投手について

「ストレートは良い。ただ変化球(特にフォーク)がゾーンに乗っていないように見える。どんどんベース版の上で勝負していくぐらい大胆にいってほしい。久々の登板でプレッシャーもあるだろうけど、自分のテンポでピッチングしてほしい」

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