◆JERAセ・リーグ 阪神5―0広島(30日・甲子園)

 広島は今季ワーストタイ、今月2度目の7連敗で借金が11に膨らんだ。7月は3勝16敗3分けで、残り1試合。

阪神戦は10連敗となった。同一シーズンでは2分けを挟み12連敗した81年以来の屈辱が続いているが、引き分けなしで10試合連続黒星は、このカードでは史上初だ。

 連日の完封負け。序盤の好機を生かせなかった。4回まで3度の得点圏で無得点。2回1死満塁では秋山の遊直で一塁走者の大瀬良が帰塁できず、併殺で先制機を逸した。大瀬良は4回に暴投で決勝点を献上。6回無死一塁でアクシデントにより降板した。

 以下は試合後の新井貴浩監督の一問一答

―どこかで風穴を開けたら、雰囲気が変わりそうだが

「まあ、そうやね。きょうも、あと1本というところか。我慢強くやっていくしかないと思います」

―大瀬良の走塁ミスは投手だから責められないか

「まあ、ライナーは(バックが基本)ね。前にもランナーがいるし、ライナーなので。

気持ちは分かるけど、ライナーなので(戻らないといけない)。本人も分かっていると思う」

―アクシデントでの降板

「足がつったということで。ちょっと厳しかったので、代わりました」

―次回登板への影響は

「またあしたの様子をトレーナーに聞いてからになるかな」

―末包、矢野には安打が出ている

「スエ(末包)ね、すごく内容もよかったと思います。いい内容だった、はい」

―苦しい状況だが、選手たちの表情などは

「選手は一生懸命やっている。なかなか結果につながらないけど。みんな毎日、毎日、必死になってやっています。ベンチもしっかり声が出ている。何かのきっかけで上向いていくと思うし、上向いてきつつはあるなと思う、ベンチの雰囲気からも」

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