◆イースタン・リーグ ヤクルト―巨人(31日・戸田)

 巨人の育成・中田歩夢内野手が、先制の2点適時二塁打を放った。

 イースタン・ヤクルト戦に「8番・遊撃」で先発出場。

両軍無得点の2回2死一、二塁の好機で相手先発の21年ドラフト1位左腕・山下に対すると、カウント1ボール2ストライクから低めのカーブを捉えた。快音を残した打球は左中間を破って、2者が生還。二塁ベース上で拳を掲げ、自軍ベンチの歓声に応えた。

 中田は22年育成ドラフト4位で入団。強肩と広い守備範囲を生かした高い守備力を武器に昨年3月に支配下昇格を果たしたが、昨年オフに再び育成契約として再出発を切った。今季は3月中旬の2軍戦で守備中に右手薬指にボールを受け、「右第4指末節骨骨折」と診断されて離脱。復帰後は3軍戦で出場を重ね、ここまで55試合に出場して打率3割2分7厘、3本塁打、25打点をマークし、29日から2軍に合流していた。

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