◆JERAセ・リーグ 阪神3―6広島(31日・甲子園)

 広島が連敗を7で止めた。森翔平投手が5回5安打3失点(自責2)で自身6試合ぶりの白星。

自己最多の5勝目を挙げた。初回無死満塁で末包が先制2点打。6月6日以来の4番起用に応え、この回3点を先取した。1点差まで迫られたが、5回2死一、三塁で投手の森が左プロ初の適時打となる左中間への2点二塁打を放ち、3点差に広げた。

 以下は試合後の新井貴浩監督の一問一答

―打線を組み替え、初回につながった

「そうやね。きのう、おととい点が取れていないので、ちょっと変えようと。ファビアンを(2番に)上げて、スエ(末包)もきのうの内容がすごく良かったので、きょうの打順にしました」

―最初のチャンスで点が入り、雰囲気が変わった

「(敵失絡みの)もらったチャンスではあったけど、しっかりものにできて良かった」

―森は失策など不運な形で背負ったピンチも粘った

「そうやね。そういうの(ミス)もあったけど、本当に粘って粘って、粘って。よく投げたと思います。本当に熱投だった、ナイスピッチングでした」

―5回は代打の選択肢もあったが、送らなかった

「(球数も)70ちょっとだったし、いま言ったように、いろいろあったけど、粘り強く投げていたので。あそこで代えるという選択肢はなかったです」

―勝つためのゲームプランとしても、森に5回までは投げてほしかったか

「そうやね。ハーンも2連投していたし、あそこは(森に)いってもらわないと。

球数もまだいけたと思うし。チャンスだったけど、あそこはどんな形で回っても森にいかせようと、イニングの頭から言っていた」

―2点打は驚いた

「あいつ、バッティングいいからね。期待はしていたよ。バッティング好きだし、いいバッティングしているから期待はしていました」

―2点というのは

「大きかったね、あれは大きかったと思う。よく粘って投げていたし、バットの方もナイスバッティングです」

―モンテロが3安打

「すごくいいスイングだったと思います。全打席、いい感じで振れていると思います」

―7月は苦戦したが、連敗を止めて8月へ

「やっと後半戦(球宴後)ね、初めてかな。後半戦の初星。きのうも言ったけど、勝てていなかったけど、ベンチも雰囲気はすごくよかったし、みんなのなんとかするんだという気持ちも伝わっていたので。これを機にどんどん上げていきたいよね」

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