◆JERAセ・リーグ 阪神3―6広島(31日・甲子園)

 広島・末包昇大外野手が初回無死満塁で先制2点打を放ち、連敗ストップの突破口を開いた。低めの直球をたたきつけ、高くはねた打球が内野を越えて中前へ。

6月6日以来となる4番起用に応えた。2戦連続の完封負けで今季ワーストタイの7連敗中。大チャンスで迎えた最初の打席を「チーム状況も良くないなか、『何とかしたい』ではなくて『何とかしなくてはならない』状況だった」と振り返った。

 29日は7回無死満塁、30日は2回1死満塁を逃し、そのまま無得点で敗れたが、自身は2試合ともマルチ安打。打撃内容も買われて4番に起用され。球宴を挟み「打撃コーチといろいろ話もしましたし、監督からも助言をいただきました」と復調の気配。打点は7月1日のヤクルト戦(マツダ)の本塁打以来で「しばらくチャンスで打っていなかったので。これからにつながると思うし、久しぶりに打点がついてよかったです」と前を向いた。

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