◆JERA セ・リーグ 中日7x―6巨人=延長10回=(31日・バンテリンドーム)

 巨人の井上温大投手が86球を投じ、4回1/3を8安打3失点。今季4勝目はまたしてもお預けとなった。

 井上は初回こそ3者凡退で抑えたが、1点リードの3回には2死二塁から田中に同点打を浴びた。4回にはバッテリーを組んだ甲斐の4号3ランで勝ち越しに成功したが、裏の守りではこの日から昇格した中日の新外国人・チェイビスに1号2ランを浴びて1点差に詰め寄られた。

 5回には先頭の田中に中前打。ボスラーの一ゴロ、併殺コースの当たりもベースカバーに入れず。続く細川にも中前打を打たれて1死一、二塁となったところで阿部監督が交代を告げて船迫に継投した。船迫はチェイビスに右前打を打たれて1死満塁のピンチを作ったが、上林を空振り三振、山本を左飛に抑えて無失点で切り抜けた。

 杉内俊哉投手チーフコーチは井上について「今日もベースカバーさえいっておけば、勝てたかもしれないんですけどね」と指摘し「最近先発が(試合を)つくれていないので、その分、中継ぎの負担もくる。先発に頑張ってもらうしかないですね」と語った。

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