第107回全国高校野球選手権大会開幕戦の組み合わせ抽選会が1日、オンラインで行われ、開幕カードが創成館(長崎)―小松大谷(石川)に決定した。5日の開会式後、17時30分のプレーボールが予定されている。

 番号で振り分けられた49枚のクジを各校の主将が1枚選ぶ形式。開幕戦のクジには「1A」「1B」と記載されており、創成館・下川輝主将(3年)が「1A」と書かれた30番のクジを選んで開幕戦を引き当てた。「緊張もあったけど、早く試合をしたい気持ちもあったのでうれしい」と胸をなでおろした。

 創成館は3年連続の夏の長崎王者。県大会決勝戦では九州文化学園を11回タイブレークの末破って甲子園出場を決めた。チームを担う背番号4は「県大会から粘り強く戦ってきた。その粘り強い野球を全国に見せられたら」と強く意気込んだ。

 目標は「創成館の歴史を塗り替える」。過去5度の出場のうち、最高は3回戦。「やるべきことをやったら自ずと勝ちは近づいてくる。自分たちのやるべきことをしたい」と主将。歴史を変えるため、まずは開幕戦を勝ち抜く。

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