第107回全国高校野球選手権大会(5日から甲子園)の開幕戦の抽選会が1日、オンラインで行われた。各校の主将が開会式の行進順に好きな番号のくじを引き、封筒の中に「1A」「1B」の記載があれば開幕カードを戦うという抽選形式で行われた。
小松大谷(石川)の主将・田西称(3年)は45番を選択し見事「1B」を引き当てた。相手は創成館(長崎)に決定。5日の開会式後の17時30分にプレーボール予定となっている。
49分の2を引き当てた田西は「まさか自分が引くとは思っていなかった」と驚いた様子だったが、「チーム力はとても高いと思う。開幕戦にふさわしい全力プレーで戦いたい」と意気込んだ。
2年連続4度目出場となる小松大谷は石川大会決勝では延長タイブレークの末、8―7で金沢に勝利。主将の田西を中心に切れ目のない打線で得点を重ね、石川の頂点まで駆け上がった。昨年は3回戦で智弁学園(奈良)に3ー6で敗れた。「昨年のベスト16という壁を破って、甲子園優勝を目指して頑張ります」と先輩超えを誓った。
今年は抽選日から開幕までの日数が短く、選手の調整や応援団の移動を考慮し、開幕戦の抽選のみ先立って行われた。その他の試合は3日の本抽選会で組み合わせが決定。選手宣誓も同日に立候補で決定する。