◆JERAセ・リーグ ヤクルト2―3阪神(1日・神宮)

 阪神・藤川球児監督は救援失敗した守護神・岩崎を責めず、粘りを評価した。

 岩崎は1点リードの9回に登板したが、1死一、二塁から代打・宮本に左前へ同点打を献上。

それでも、後続は断ち切り、延長戦に持ち込んだ。指揮官は「展開的に9回で決まりづらい、自分たちのチームと相手チームの得点の入り方だったので。簡単ではないというのが(8回に)石井が投げ出した頃から感じていましたね」とし、「岩崎が(9回を)1点(同点)で終わってくれている。(延長10回は)打順が1番から始まるのはわかっていたので。(6回の)小幡の得点も犠打失敗からの出塁、スチールで流れとしてはよどみがあるので」と振り返った。

 チームは延長10回に先頭の近本が左前打、中野は投前犠打を決め、森下の二飛の後に佐藤輝が右翼へ勝ち越し適時二塁打を放った。藤川監督は「最後に取り切れた。底力がまたチームについたと自信を持って、あしたからゲームに臨みたいと思います。この(甲子園を離れる長期)ロード、最初の1試合目が取れたのが大きい」とうなずいた。

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