◆米大リーグ レイズ0―5ドジャース(1日、米フロリダ州タンパ=スタインブレナー・フィールド)
ドジャース・大谷翔平投手(31)が1日(日本時間2日)、敵地・レイズ戦に「2番・DH」で先発出場し、4戦ぶりのマルチ安打となる4打数2安打2三振、1得点をマークし、チームは8月初陣を快勝で飾った。
大谷は、初回1死で迎えた1打席目は、先発右腕バズから四球を選んだ。
2点リードの3回1死で迎えた2打席目には、珍しい内野安打で14打席ぶりのヒットをマークした。バットが根元から折れ、甲高い音と共に打球と同じ二塁方向へ。折れたバットは高々と舞い上がり、打球は二塁へのゴロとなり、相手の二塁手はバットを避け、処理できずに記録は内野安打となった。
4―0の4回2死一塁で迎えた3打席目は、相手右腕バズのナックルボールにうまく合わせると、打球が一、二塁間を抜けて、右前打とした。4戦ぶりのマルチ安打とした。
前々日の7月30日(同31日)の敵地・レッズ戦では今季7度目の登板も、今季最長となる4回途中に「右でん部のけいれん」で緊急降板。打撃では降板後も出場を続けたが、今季ワーストに“王手”をかける12打席連続無安打中で、試合後に「あまりどういう打席を送れてたか記憶がない」と話すなど、状態が心配されていた。試合前にはロバーツ監督が「彼は『良くなってきた』と言っていました。あれはこの前の試合中に少し気にしながら投げていたもので、それから良くなってきているのはポジティブなこと」と明かしていた。
この日は、フリーマンが右翼への12号特大ソロを含む2安打3打点。投げては先発のカーショーが6回5安打無失点と好投し、現役選手ではM・シャーザー(ブルージェイズ)に並んで2位タイとなる通算217勝目となる今季5勝目を挙げた。