◆JERAセ・リーグ 広島0―6中日(2日・マツダスタジアム)

 中日は先発の高橋宏が2安打完封で4勝目を挙げた。3回2死一、三塁で、3試合ぶりに3番に戻った上林が右前に先制打。

4回に岡林、田中の連続適時打などで一挙4点を奪った。7回には細川が移籍後3年連続の2ケタ本塁打に乗せる10号ソロ。2位のDeNAと2・5ゲーム差、3位の巨人とは2差に迫った。

 以下は試合後の井上一樹監督の主な一問一答

―高橋宏が完封

「安心して見ていられたね。前回は神宮で6回かな。その前の甲子園で完封。ちょっと、らしくなってきつつある。(先発陣は)前半戦はざっくり言うと、ベテランに引っ張られたイメージ。これから宏斗を筆頭に、若い連中がグイグイいく感じになってほしいところで、もちろんあいつ(高橋宏)が先頭に立ってやってもらわないと」

―3番に上林を起用

「ボスラーが3番あかんとかではなく、作戦面でいろいろ考えて。上林は、もともと3番を打たせていたわけだから。別に3だろうが5だろうが6だろうが、みんな一生懸命やる。ただ、こっちの意図がはまるような形で駒を動かしてるだけで、そんな深い意味はないです」

―その上林が先制打

「そうだね。

まあまあ、そこはうまいこといったかな」

―細川は3年連続2ケタ本塁打

「途中ね、あいつも離脱期間が長かったので、取り返そうという必死な部分もあると思うし。ホームランが全てではないけど、あいつが打つ、打たないは勝敗に直結するので。あしたは今週のラストゲーム。(このカードは)1勝1敗で、明日取らないといけないという流れの中、気分よく打席に立ってほしいという意味も含め、いい一発だったかなと思います」

―捕手は加藤匠が6月14日以来のスタメン

「うん、たまには使わんと(笑い)。『夏休み長いんじゃ』って、いつも冗談っぽく言っていて、結局、使っていないのは俺なんだけど。一番いいのは、宏斗の時かなと思っていたので。ここは一応、計算通り。(石伊)雄太を休ませて。昨日ミッキー(田中)も休ませたし、今日は雄太を休ませるみたいなことも、いろいろと。(加藤匠が)いい仕事をしてくれました」

編集部おすすめ