◆米大リーグ カブス3―4オリオールズ(2日、米イリノイ州シカゴ=リグレーフィールド)

 オリオールズ・菅野智之投手(35)が2日(日本時間3日)、敵地・カブス戦に先発して、5回95球を投げて5安打3失点で勝敗はつかなかった。カブス・鈴木誠也外野手(30)は「3番・指名打者」でフル出場。

NPB時代の2021年以来4年ぶりの対決は2打数無安打で菅野に軍配が挙がった。試合後の主な一問一答は以下の通り。

 ―試合を振り返って

 「上位打線はうまく抑えられたと思いますし、カウザーのいい守備もあったし、最低限の仕事はできたかなと思います。下位打線に対してボール先行になったり、受け身になってしまった部分とか、反省点はありますけど、それなりに投げられた。きょうはまっすぐの質が一番良かったみたいです。トラックマンの数値上。空振りも取れて、ファウルにもなっていて、悪くなかった。ある程度ゲームプランは一巡目をこう攻めて、その反応をみて(次を)決めようとキャッチャーと話していて、うまくハマったと思います」

 ―相手打線が対応してくる中で、さらにその上をいく対応が出きている。

 「やっぱり、ある程度近めのボールを意識させているからこそ、多分、外から入ってくるカーブっていうのがより遠く見えて緩急を使えたと思うんですよね。この数登板、自分の中ではやりたいことっていうのはどんどん形になっていってはいた。ちゃんと線で繋がってここまで来てるんじゃないかなと思います」

 ―ラッチマンと久々にバッテリーを組んだ。

 「やっぱ、さすがですよね。

ここで、曲げるんだろうな、高め真っ直ぐ行くだろうなって、自分の思った通りの配球をしてくれますし。だいぶ期間は空きましたけど、やっぱり波長は合うなと思いました」

 ―トレード期限だった米東部時間の7月31日午後6時はどう過ごしていましたか。

 「普通に(ホテルの)部屋にいましたよ。別に何も思わないです。こんな感じなんだなっていうだけで。初めての経験でしたけど、やっぱり僕はこのチームに愛着がありますし、難しい状況というのは理解してますけど、何とか若い子たちと一緒になって、こういう試合を1試合でも多くできるように頑張っていきたい。こうなった以上、この環境で、何とかいいものを出せるようにやっていくだけだし、チームは来年いいスタートが切れるためにやっていると思う。僕もこのチームに獲ってもらったんで、何か残せたらいいなと思っています。残り2か月、個人的には最後までローテーションを守って、1試合でもチームに勝ちがつく試合がしたいなということ。色んな経験をしてきて、若い選手が沢山上がってきて接する機会も増えている。このチームにいいものを残せたらいいのかなと思います」

 ―日本で何度も対戦した鈴木誠也選手とメジャーで対戦。印象の違いは。

 「やっぱりすごいいい雰囲気にしてますし。今、あんまり調子が良くないかもしれないですけど、今日もフォアボール3つ取った。そこら辺、調子が悪い中でも、自分の仕事っていうのは全うしている。改めて、すごいバッターだと思いますし、今日こうやって、こっちで対戦できるなんて夢に思っていなかったです」

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