第107回全国高校野球選手権大会(5日から18日間・甲子園)の組み合わせ抽選会が3日、大阪市内で行われた。

展望 “西の2強”と目される智弁和歌山と東洋大姫路が、2回戦で対戦する可能性のあるトーナメントになった。

ただし、初戦の相手は前者が強打の花巻東で、後者はセンバツV実績がある済美。楽に勝ち上がれる保証はない。

 東で優勝候補に挙がる横浜と健大高崎の対戦相手も、それぞれ敦賀気比、京都国際という強敵。この試合を乗り切れば、8強への道は大きく開ける。

 今大会は、新たに4試合日で2部制を実施。午前8時から2試合、午後4時15分から2試合というスケジュールの日が4日ある。最も暑い時間帯の試合をなくすことで、選手の足がつるなどして中断するという、悪い意味で恒例化したシーンが減ることを願う。

 来春センバツからDH制が導入されるため、現行の規則で行われる最後の大会になる。下位打線に入る打撃が苦手な投手の意外な一打も、高校野球の面白みの一つだった。これまで以上に、投手の打席に注目したい。(アマチュア野球担当・浜木 俊介)

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