◆米大リーグ カブス5x―3オリオールズ(3日、米イリノイ州シカゴ=リグレーフィールド)

 カブスの鈴木誠也外野手が3日(日本時間4日)、本拠のオリオールズ戦に「3番・DH」で先発。初回に10試合ぶりの打点となる右前先制適時打を放ち、メジャー4年目で通算500安打を達成。

7回無死一塁で迎えた第3打席は、中前打でチャンスを広げて、7月18日以来となるマルチ安打を達成。4打数2安打1打点で打率は2割4分9厘となった。

 試合は3―3で迎えた9回に、代打ターナーがサヨナラ本塁打を放つ劇的勝利でシリーズを勝ち越した。

 試合後の主な質疑応答は以下の通り。

◆鈴木に聞く。

 ―試合を振り返って。

 「チームが勝ってよかったです」

 ―ベテランのターナーが代打でサヨナラ本塁打。

 「皆が勝とうと思ってやっている中、最後にパレンシアが打たれてしまいましたけど、ずっとここまで頑張って投げてくれていた。たまにはこういう試合はあると思いますし、その中でベテランが一発で仕留めるっていうのは、さすがだなと思います。ああいうプレッシャーのかかる場面で打てるっていうのは、なかなかできることではないので、すごいなって思います」

 ―最近は相手の攻め方が変化している。

 「全然、考えてないですね。結局ベース板に投げてくるのは変わらないです。

ベース板から外れれば振らなければいいだけですし、ベース板に入ってくるのは、しっかりスイングできればいいだけなので。ただ、自分のスイングが最近、ずっとできてなかったので、なかなかうまくいかなかったんですけど、ここ何日間か、しっかりスイングが出来ていた。少しずつ兆しが見えてきたかなと思っていました」

 ―久しぶりの打点。安ど感は。

 「ないです。それまで、上手くいきすぎて、今までの蓄積があったので、あれ、そんなに(打点を)挙げてなかったの? みたいな感じに多分捉えられていると思いますけど。現に、ここまで打点を挙げていること自体が不思議だった」

 

 ―今日の1本目のヒットで、メジャー通算500安打。

 「しんどいです。たかが、500本ごときですけどね。4年やってるんですから。イチローさんは5年で1000本ですか。上には上がたくさんいるので、別になんとも思わないです」

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