◆米大リーグ ロッキーズ―ドジャース(19日、米コロラド州デンバー=クアーズフィールド)

 ドジャース・ロバーツ監督が19日(日本時間20日)、試合前に取材に応じ、大谷翔平投手(31)について言及した。8月は全16試合で出塁を記録し、打率3割9分7厘と絶好調。

追い込まれてからコンパクトなスイングにする新アプローチで安打を量産する姿勢に、指揮官は「その姿勢は好きです。2ストライク後にアプローチを変えられる選手は好きです。とても良いことで、彼はライナーをたくさん打ち、2ストライクからでも安打を打てています。良いカウントに入れば長打を狙え、2ストライクになればコンパクトにして安打を狙える」とメリットを語った。

 指揮官が大谷にめずらしく苦言を呈したのが、10日(同11日)の本拠地ブルージェイズ戦。一打サヨナラの場面で迎えた4―5の9回1死満塁の好機で空振り三振に倒れた。これにロバーツ監督は「三振するとは思わなかった。球がすごく速い投手ではなかったので、しっかりフィールドに打ち返さないといけない。あそこで一本を出さないといけない。低めのボール球を振ってしまってはいけない」と語気を強めていた。

 以降は2ストライクからもコンパクトなスイングが目立った。17日(同18日)の本拠地・パドレス戦では、初回先頭でダルビッシュ有投手(39)と初対戦。

カウント2―2と追い込まれた後に、低め95・6マイル(約153・9キロ)の直球を捉えて、右安。4点先取の口火を切るなど、チーム打撃が光っていた。

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