◆米大リーグ レイズ3―13ヤンキース(19日、米フロリダ州タンパ=スタインブレナーフィールド)
ヤンキースのA・ジャッジ外野手が、今季中に外野手で復帰できる見通しが立っていないことが明らかになった。ブーン監督が19日(日本時間20日)に米ラジオ番組で語ったとMLB公式サイトが伝えた。
この日から敵地タンパでレイズと3連戦に臨むブーン監督は番組中に「今季のどの時点でも、彼が普段通りに送球する姿を見ることにはならないと思う」などと述べた。送球距離は150フィート(約45メートル)まで回復しているが、復帰のめどは立っていないという。
この発言を受けたジャッジのコメントを米NYポスト紙電子版は紹介。「なぜそんなことを言ったのか分からない」と感想を述べ「監督はここ2週間、僕の送球を見ていない。100%の状態に戻れると確信している」と反論した。また試合前の会見でブーン監督も「少し大げさに言ったかもしれない。要するに、これまでのような“アーロン・ジャッジの送球”までは想定していないということ」と若干発言を後退させた。
ジャッジは7月22日(同23日)のブルージェイズ戦で返球の際に右肘を痛め、その後も出場していたが27日(同28日)に負傷者リスト入り。8月5日(同6日)に戦列復帰して以来、DHでの出場が続いており、本来DHのスタントンが右翼守備についている。この日のレイズ戦で「2番・DH」でスタメンに名を連ねたジャッジは、初回に自身初の2年連続40本塁打となる40号ソロを放ち、勝利に貢献した。