準決勝を翌日に控えた20日、日大三(西東京)は兵庫・西宮市内のグラウンドで打撃を中心に約2時間の練習を行い、決勝進出がかかる県岐阜商戦に備えた。

 持ち前の打撃力を武器に4強入りを果たしたナイン。

この日の打撃練習でも鋭い打球を連発し、調子の良さがうかがえた。主将で4番を務める本間律輝中堅手(3年)は「打たないと、ここからは勝てない。どこよりも(練習を)やってきたという自信はあるので、打ち勝ちたい」と準決勝でも変わらない野球スタイルで挑む。三木有造監督も「この先は絶対にピッチャーが疲れてくるので、打ち勝たないと」と打撃の重要性を口にした。

 準々決勝では関東第一(東東京)との「東京対決」に勝利。本間主将は関東第一の越後駿祐主将(3年)から声をかけられた。「『優勝しろよ。頑張れ』と言ってもらった。関東一高さんの分も背負って戦わないと行けない」。敗れていったチームの思いを胸に、14年ぶり3度目の決勝の舞台に駆け上がる。

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