準決勝を翌日に控えた20日、山梨学院(山梨)は兵庫・西宮市内のグラウンドで約2時間の練習を行い、21日の沖縄尚学(沖縄)に備えた。

 夏は11度目の出場で初の4強入り。

指揮を執る吉田洸二監督は勝利への絶対条件として「ピッチャーがゲームを作ること」と明かした。「(打者が)今まで通りの振りが出来るような精神状態で試合を進めるためには先発ピッチャーのできが大きい」と守備からリズムを作り強力打線の爆発につなげる考えだ。

 投打での活躍が期待される身長194センチの二刀流・菰田陽生(はるき、2年)はキャッチボール、体幹トレーニングなど軽めの調整で準決勝へ備えた。日本一まであと2勝に迫った右腕は「ベスト4では山梨学院の名が全国に残らない。優勝して全国に名前を残したい」と頂点を見据えた。

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