◆プロ・アマ交流戦 巨人3軍0―1中大(20日・Gタウン)

 巨人の育成3年目・森本哲星投手が先発で登板。今季最長の5イニングを投げて、3安打無失点の好投を見せた。

「力感なく投げられるのが特徴。全体的にボールを低めに集められて、しっかり厳しいコースをつけていた」。プロ注目の打者も名を連ねた中大打線を相手に、テンポ良く72球。球速以上に打者が速さを感じる独特の直球を武器に、各打者を押し込んだ。

 駒田3軍監督は「特に今日はコントロールが良かった。1か月くらい前はバランスを崩して、制球は全然。どちらかと言うと、自分のこだわりを大切にするのかなと見ていたんだけれど、そこを捨てるくらいの『やらなければ』という気持ちのスイッチが入った。ピッチングコーチと話し合って、自分で取り組んだことがうまくいったのかな」と、変化と成長に目を細めた。

 同学年の浅野から大きな刺激を受けている。「やっぱりすごいなって。最近まで故障班で、一緒に3軍でも試合に出て、その2試合で結果を出している。自分もどんどん結果を出して、1軍で一緒にプレーしたい」。

同期で入団したドラ1との共闘を胸に秘める背番号034。「これからもっと多く三振を取りたいですし、イニングも増やしていけたら。先発してしっかり試合を作りたい」。左腕は成長への階段を着実に上る。

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