◆米大リーグ レッドソックス3―4オリオールズ(19日、米マサチューセッツ州ボストン=フェンウェイパーク)

 オリオールズ・菅野智之投手(35)が19日(日本時間20日)、敵地・Rソックス戦に先発し5回5安打1失点(自責0)と好投。救援陣が9回に追いつかれ11勝目を逃したが、メジャー初対戦の吉田を圧倒。

巨人時代は18年の交流戦で2安打1打点を許したが、2打席連続で空振り三振に仕留め「本当にやりたいことができていると思う」とうなずいた。

 日米通算300登板の節目で初体験もあった。3回2死二、三塁。三塁走者に揺さぶられ、ストーリーへの2球目を投じる前。プレートを外しけん制のそぶりを見せたところで日米初のボークが宣告された。MLBでは23年から、けん制に回数制限が設けられた。1人の打席でけん制を含めてプレートを外す行為は1打席につき2度まで。3度目はアウトにしなければならず、当該プレーが3度目と見なされた。「何で今のでボーク取られるの? って感じでした。ルールは知ってたんですけど、あれが3回目というのを忘れてました」と苦笑い。ただ追加点は与えなかった。

 シーズン5度目の無四球試合は18年の4度を上回り自己最多。

正捕手・ラッチマンの出場回避という危機も乗り越え、防御率も6月以来の3点台(3・97)とした。8月は4試合で同2・01と好調をキープしている。

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