◆JERA セ・リーグ DeNA―広島(20日・横浜)

 先発したDeNA・東克樹投手が、5回で92球を投げ、8安打3失点でリーグ単独トップ12勝目の権利を持って降板した。2回には2点適時二塁打も放ったが、「大量点を取ってもらった後、上手く自分自身がリズムに乗れずチームに更に良い流れを持ってこられなかったことや、先発として5回でマウンドを降りてしまった事は反省点です。

次回登板までに修正していきたいです」とコメントした。

 阪神の才木と並んで試合前の時点でリーグ最多タイの11勝を挙げていた東。初回は1死からの連打で一、二塁のピンチを迎えたが、今季だけで3本塁打を浴びている末包から3球三振を奪うなど無失点で切り抜けた。

 2回は3者凡退で抑えると、2回裏には三森の先取点となる適時打などで2点を奪うと、1死二、三塁で東が自らのバットで左翼手の頭を越える2点適時二塁打で追加点を奪った。さらには佐野の適時打で生還。先取点をたたき出した三森が「みんなが繋いでくれたチャンスだったので、何とか前に飛ばそうと必死で打ちました。良い所に飛んでくれて良かったです!」と笑顔を見せると、追加点をたたき出した京田は「追加点が欲しかったので、腹を決めて打席に入りました!」、佐野は「前の打者からの勢いそのままにしっかりスイングする事が出来ました!」とうなずいた。

 5点のリードをもらった東だったが、3回からは辛抱の投球が続いた。3回は1死満塁から末包の中犠飛で1失点。4回も代打・二俣の中犠飛で1点を失うと、5回は先頭のファビアンに14号ソロを浴びて2点差に迫られたが、一気に崩れることはなく、1イニング複数得点は与えなかった。

 2回から無得点が続いていたDeNA打線だが、6回に林、オースティンの適時打で2点を奪ってリードを4点に広げた。6回からは継投に入り、6回は2番手の森原が3者凡退で抑えた。

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