◆パ・リーグ ソフトバンク5―4西武(20日・みずほペイペイ)

 西武はソフトバンクに逆転負けを喫し、109試合目で自力でのクライマックスシリーズ(CS)出場の可能性が消滅。西口監督は試合後、「他力でもいいからそこ(CS)だけは頑張って目指す」と言葉を絞り出した。

 1点を追う4回、2死一塁からタイラー・ネビン外野手が上沢の142キロカットボールを捉え、右翼スタンド前のホームランテラスに飛び込む13号2ランを放ち逆転。だが、4回に同点に追いつかれると、7回1死満塁の好機では炭谷、代打・村田が連続三振に倒れ得点を挙げることができず。「なかなかねそういうチャンスでいつも点が取れないから、というところですね…」。流れをソフトバンクに渡す形となり、その裏に、試合前時点で防御率0・76と奮闘を続けていた3番手・山田陽翔投手が今季36試合目の登板で初めての複数失点で逆転を許した。

 「1番・遊撃」に源田壮亮内野手、「2番・中堅」に高松渡外野手と大幅に打線を組み替えるも、2人で8打数無安打6三振。指揮官は「あまりにもうちの1、2番が散々たる結果だったから」と苦言。借金も今季最多の9まで膨らむ重すぎる1敗となった。

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