◆JERA セ・リーグ 阪神3―2巨人(30日・甲子園

 巨人は阪神との接戦を落とし、再び「借金2」となった。5回1死一塁から登板した2番手・船迫大雅投手が5回に押し出し四球で勝ち越された。

岡本和真内野手を18年6月1日(京セラD)以来となる3番、岸田行倫捕手を4番に置いた新打線は、岸田の3安打などで2度同点に追いつく粘りを見せたが、救援陣をとらえられず逃げ切られた。

 先発の井上温大投手が1回に先取点を許した。先頭の近本光司外野手に四球、送りバントで1死二塁とされ、森下翔太外野手の当たりは中堅・オコエ瑠偉外野手が捕球しようと突っ込んだが右翼方向にはじき(記録は二塁打)、近本が生還し1点を奪われた。

 巨人は直後の2回に追いついた。岸田が先頭で中前打。キャベッジ外野手の二ゴロは一塁もアウトで併殺打かと思われたが、リクエストで判定が覆り一塁はセーフとなり1死一塁。吉川尚輝内野手が左前打でつなぎ一、二塁となったところで、リチャード内野手が左前打を放ち、二塁からキャベッジが生還し同点とした。

 しかし井上が3回に勝ち越しを許した。1死から中野拓夢内野手に四球、森下の左前打でスタートを切っていた中野が三塁へ進み1死一、三塁とされ、佐藤輝明内野手の右前タイムリーで2点目を奪われた。

 1点を追う巨人は5回2死から泉口友汰内野手が11試合連続ヒットとなる中前打で出塁。3番・岡本が四球を選び一、二塁とし、岸田が3打席連続ヒットとなる左翼線二塁打を放ち、同点に追いついた。

 しかし直後の5回に再び勝ち越された。

井上は先頭の近本に対し、初回に続いて四球。中野を二直に打ち取ったところで、阿部慎之助監督がマウンドに向かい、2番手・船迫大雅投手に交代。代わった船迫は森下を一邪飛に抑えたが、佐藤輝には右翼線二塁打を打たれ2死二、三塁。大山悠輔内野手は申告敬遠で満塁となったところで、熊谷敬宥内野手に痛恨の四球を与え、押し出しで3点目を奪われた。井上は5回途中4安打3失点だった。

 6回からは3番手でケラー投手が登板。先頭の坂本誠志郎捕手を四球で歩かせ、送りバント失敗での1死一塁から近本に四球で一、二塁。中野は一ゴロで2死一、三塁、中野の二塁盗塁で二、三塁となり、森下はファウルで粘って四球を選び満塁。佐藤輝への初球は特大ファウルでヒヤリとしたが、全球ストレートで押したケラーが空振り三振に抑え、得点を許さなかった。

 7回は4番手で田中瑛斗投手が登板。大山の遊撃内野安打で無死一塁。送りバントと小幡竜平内野手への申告敬遠で1死一、二塁となり、坂本誠志郎捕手を空振り三振、代打・糸原健斗内野手には中前打され、3イニング連続となる満塁のピンチを迎えたが、近本を中飛に抑えて、踏ん張った。

 打線は6回は阪神の2番手・ドリス投手、7回は及川雅貴投手、8回は石井大智投手に抑えられた。

 8回のマウンドにはドラフト5位ルーキーの宮原駿介投手があがり、1死から森下に左翼線二塁打を打たれたが、佐藤輝を空振り三振、大山を申告敬遠で歩かせた一、二塁の後に熊谷に四球を与え、4イニング連続、5度目の満塁のピンチとなったが、小幡を空振り三振に仕留めた。

 9回の巨人は1死から代打・若林楽人外野手が左翼線への打球(三塁の失策)で二塁を狙ってタッチアウト。後続も倒れ、追いつけなかった。

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