デビュー戦を白星で飾った芦毛の良血馬がSNSでも注目を集めている。8月31日に行われた中京5R・2歳新馬(芝2000メートル=7頭立て)で3番人気(単勝4・2倍)に推されたサトノアイボリー(牡2歳、栗東・杉山晴紀厩舎、父エピファネイア)が半馬身差で勝利。

2012年ヴィクトリアマイルでG1を制した母ホエールキャプチャの産駒では初めての新馬勝ちとなった。

 団野大成騎手とコンビを組んだ同馬は2番枠から五分のスタートを切って3番手を追走。直線では内に進路を取るとゴール前は後方から猛追したカトマンズゴールド(4番人気)を半馬身差しのいだ。前半1000メートル通過が1分6秒2の超スローペースだったが、レースの上がり3ハロン11秒9―11秒4―11秒0の加速ラップを差し切り。残り200メートル付近では、鞍上がムチを左に持ち替えた時に落としてしまったが、根性でライバルを振り切った。勝ち時計は2分4秒7(良)。

 母ホエールキャプチャの産駒は初子のアルママ(父オルフェーヴル)がデビュー8戦目でようやく初勝利を手にしたが、それ以降は勝ち上がる馬が出てこなかった。前日(30日)の札幌競馬では、3歳未勝利戦で10番人気の低評価だったマザーズウィル(父キズナ)が2着に激走。勝ち馬もG1馬ソウルスターリングを母に持つスタードメイソンで、G1馬の娘によるワンツーで馬連は18万6050円の配当がついた。

 ホエールキャプチャの産駒が勝利にしたことでSNSでは「顔が良すぎてついつい単勝買ってしまった」「お顔がかわいかった」「母親の芦毛出てるから能力あるか」「良い走りでした!」「お母さん似で可愛い」「可愛い芦毛くんだ!」「お母さん大好きだったんですよ」「センスが良すぎんか」「デビュー戦勝利おめでと」「産駒の活躍が嬉しい」など母似の容姿に言及するコメントが寄せられている。

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