◆米大リーグ ドジャース5x―4ダイヤモンドバックス(31日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)
ドジャース・山本由伸投手(27)が8月31日(日本時間9月1日)、本拠地・ダイヤモンドバックス戦に先発し、7回98球を投げて4安打1失点、10奪三振の好投を見せて12勝目(8敗)の権利をつかんだが、8回に2番手左腕・スコットがキャロルに同点の29号3ランを浴びて勝敗はつかなかった。ドジャースは9回に先頭の代打・スミスが17号サヨナラ弾を放って連敗を「2」で止め、マジックは「23」となった。
山本は試合後、に「野球は退屈ではない」と日本語で書かれたTシャツを着て取材に応じ、「いい練習ができたので、自信を持ってマウンドに上がることができましたし、初回からいい立ち上がりができて7回まで投げられたので全体的によかったと思います。どの球も反応欲できた。変化球もよくてまっすぐも思い切ってゾーンに投げられていいコンビネーションだった。コンディション、体調の面は変わらず春からいい状態をキープできている。ここ最近は明確にこれだという感覚が出ている。ピッチングのどの面もすごくいい方向にいっていると感じています」とうなずいた。
チームがダイヤモンドバックスに2連敗を喫している中で、12勝目を狙ってマウンドに上がった山本。3回までは1人の走者も出さないパーフェクトピッチングを見せて完璧な立ち上がりを見せた。2点をリードした4回には1死からマルテに三塁へセーフティーバントを決められて初めて走者を背負うと、2死一、二塁でデルカスティーヨに適時右前打を浴びて1点差に迫られた。
それでも5、6回は2イニング連続で3者凡退。7回は1死からデルカスティーヨに右前安打を浴びたが、後続を打ち取って追加点は与えなかった。4―1と3点のリードを持って、12勝目の権利をつかんでマウンドを降りたが、8回にスコットが3ランを浴びて追いつかれ、白星が消えた。
10奪三振は、3月28日(同29日)の本拠地・タイガース戦、4月18日(同19日)の敵地・レンジャーズ戦に続く、メジャー自己最多タイ。今季成績は26登板で11勝8敗、防御率2・82となった。