中日の井上一樹監督(54)が1日、レギュラーシーズン最終カードとなる30日からの巨人2連戦(東京D)に、今季限りでの引退を表明した中田翔内野手(36)を同行させるプランを明かした。「俺はそこ(東京遠征)に連れていきたい。

巨人との試合で終わらせてあげたい」と古巣との直接対決での晴れ舞台を思い描いた。

 5位のチームは現在、3位・DeNAに1・5ゲーム差と13年ぶりのCS進出圏内に踏みとどまっている。中田の引退試合は本拠地最終となる21日の巨人戦が有力だが、順位が確定していなければ、満足な出場機会を与えられるかは分からない。

 中田は21年のシーズン途中から2年半、YGマークに袖を通した。残り2試合の敵地なら巨人ナイン、ファンにも別れのあいさつができる。「どういう形がベストかを考えたい」と指揮官。下克上を狙う竜のかじを取りつつ、18年の現役生活を終える中田の花道を用意する。(森下 知玲)

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