◆練習試合 巨人3軍4―3ソフトバンク3軍(3日・G球場)
ついに出た。巨人の育成新外国人、クリスチャン・フェリス外野手(22)が来日1号を放った。
6回2死満塁ではまたも直球を捉え、左翼フェンス直撃の走者一掃二塁打として計4打点。200センチ、127キロの巨体を誇る左打者が、持ち前のパワーを存分に示した。
来日して約1か月。「変化球が多いし、真っ直ぐと変化球の使い分けが上手い」と日本の投球スタイルへの適応に苦しんでいるが、状態は上向きだ。試合後には同じドミニカ共和国出身のティマ、ソフトバンクのシモンと談笑し、「野球ではなく、祖国の話をできて楽しかった」と英気を養った。潜在能力抜群のスラッガー候補。早期の支配下を目指し、「今日と同じように甘いボールを狙ってフルスイングしたい」と意気込んだ。