◆イースタン・リーグ 巨人―ヤクルト(3日・Gタウン)

 巨人・田中将大投手が2軍・ヤクルト戦で先発。8月29日の登録抹消後、初登板で5回2安打0封、無四球の内容でアピールした。

最速146キロで4奪三振。テンポよく65球で役目を終え「良かったんじゃないですかね。テーマを持ってやったことを、マウンドの上でしっかりとできたかなと思います」と振り返った。 初回先頭で二塁打を許して以降、2~4回は無安打投球。スライダー、スプリット、カーブ、チェンジアップ、カットボールなどをキレよく投げ分けた。「両サイドのストレートの投げ分け、変化球も意図を持って投げ分けできていたかなと思う。そういうところもあって打者のバランスは崩せていたかなというふうに思います」とうなずいた。

 「バットに当てられてのポテンヒットとか、春先から夏場、しばらくの間そういうのが多かったですけど、しっかりと凡打になっていた。直球が効かせられているのかなというのはあります。直球を意識させることで変化球の効果は上がると思う」と汗をぬぐった。

 史上4人目の日米通算200勝をかけて先発した28日の広島戦(マツダ)で2回5失点。2敗目を喫した翌日に出場登録を外れた。

中6日にあたる4日は2軍戦がないため、中5日でのマウンドとなったが、前回は2回50球で降板。コンディション面で問題はなく、中6日程度のペースを保って調整を進めることを首脳陣と決めた。阿部監督はかねて「1回(登板を)飛ばして(今季)どこかでまたチャンスあるから、投げさせるから、と言って落とした」と説明。2軍合流後は投手コーチらと意見交換しながらフォームの修正などに取り組んでいる。

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