中山11R・紫苑ステークス・G2・馬トク激走馬=サヴォンリンナ

 未勝利戦からの連勝で制した4月の忘れな草賞が現状でのベストバウト。稍重馬場の2番手から、パワフルな末脚で抜け出し、2着に1馬身1/4差をつけた。

北村友一騎手は「抱えたままのリズムで4コーナーまで向かえました。手応え通りの反応でした」と評価した。続くオークスでは口向きの悪さを見せ、力みっぱなしの17着。2400メートルで最後は余力がなく失速した。

 この中間は8月13日に外厩・チャンピオンヒルズから帰厩し、栗東Wコースで時計3本。今回、タッグを組む吉田隼人騎手が騎乗した直前も迫力の走りを披露。気持ちの難しさを見せず、鞍上とのコンビネーションの良さも感じられた。夏を越えての成長力に加え、先行力が生かせる中山2000メートルの舞台も合いそうで、前めからの粘り込みに期待する。

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