◆秋季京都府大会 ▽2回戦 龍谷大平安4―1京都国際(7日、あやべ・日東精工スタジアム)
今夏の甲子園で8強入りした京都国際が、龍谷大平安との“豪華すぎる”初戦(2回戦)に敗れ、来春センバツ出場が早くも絶望的となった。昨夏の甲子園で初優勝した後の秋季府大会は4回戦で京都外大西に敗退。
0―3の4回1死一、二塁、背番号1の先発左腕・白木輝一朗(2年)がバントを処理して三塁へ悪送球し、4点目を与えた。1―4の9回無死一塁では、主将・小川礼斗一塁手(2年)が空振り三振に倒れ、飛び出していた一塁走者もけん制で刺されて併殺。4失策とミスが目立った。相手の7安打を上回る10安打を放ちながらも、13残塁の拙攻だった。
小牧憲継監督は「こちらの指導力不足。野球の『や』の字にもなっていない。やるべきことを、やるタイミングでできていない。当たり前のことをきっちりできない。負けるべくして負けている。能力が高いので楽しみではあるんですけど、全くもってチームになっていない。振り出しに戻ります」と、厳しい言葉を並べた。
新チームがスタートしたのは、夏の甲子園で敗退した翌8月20日。レギュラー2人を含む甲子園のベンチ入りメンバー7人が残ったが、準備不足は否めなかった。指揮官は「言い訳にしかならない。去年も結局、そういうところ。割り切って夏一本に絞って。キャッチボールも、まともに指導できていない。もう一回、キャッチボール、ボール回し、一からです。チームのとしての決め事を一つひとつ夏に向けて勝負していけるように、レベルを上げていけるように」と、無念の表情を浮かべた。
小川は「全員がチームとしての動きができなかったのが敗因。サインプレーとかも平安さんの方ができていた。チームになりきれていなかった。気持ちでも相手に負けていた」と反省。