◆バレーボール女子 世界選手権(7日、タイ・バンコク)
3位決定戦が行われ、世界ランク5位の日本は同2位のブラジルに2―3で敗れ、4位だった。2010年大会の銅以来、15年ぶりのメダルには一歩届かなかった。
主将の石川真佑はチーム2位の23得点を記録。だが、最後は自身のスパイクが相手ブロックに阻まれ試合終了に。コートでは悔し涙を流した。石川の一問一答は以下の通り。
―激闘を振り返って。
「最後勝ちきれなかったのはすごく悔しいですけど、自分が最後ブロックを食らって負けてしまったけど、今まで以上にやりきって最後勝てなかった気持ちなので、いつもよりまだまだっていうよりも、世界バレーやりきって終わることができたかなと思います」
―第3Sはチームが一つに。
「1、2S目自分たちの思ったようなプレーができなかったり、この舞台で戦う中でのプレッシャーを感じてしまっていた部分があったのかなと思うんですけど、最後は私自身はやりきるしかないかなと思いましたし、3S目からもメンバーが替わって、リセットしてというところでそれぞれがスタートからいい入りができたのかなと思います」
―石川にとって「1点」とは?
「どんな1点でも取ったものは取ったっていう風に思いますし、もちろん思いっきり打って気持ちよく1点を取りたいですけど、25点先に取ったら自分たちは勝ちなので、どんな1点でもしっかり取り切る、どんな1点でもという気持ちで私はスパイクを打ったりだとか、諦めずにボールを追うようにしています」
―最後の1点、どういう思いで振り抜いた?
「最後、ああいう場面で持ってきてくれる、自分が託してもらえる選手にはなってますけど、そこを取り切るっていうのが私が目指してるところなので、迷いなく思いっきり打ち込んだんですけど、シャットされて負けてしまった。その事実は変わらないので、やりきったって思いますけど、これをまた自分が成長できる一本だったなって思わせてもらえた一本でした」
―主将としてチームの成長をどう感じた?
「このチームのキャプテンとして今シーズン始まって、言葉で伝えるっていうのはキャプテンとしてのあり方でもありますけど、自分はプレーで引っ張ることしか今はできないっていうのが課題でもあるので、オリンピックまでこの期間で一つ自分が成長するきっかけにもなると思います」
―今後に向けて。
「今シーズンはベスト4を超えられなかった、VNLも世界バレーも勝ちきれなかった悔しさはありますけど、これが私たちにとって成長できるきっかけにもなりましたし、一人一人が所属チームに戻って、さらに成長してきてまたみんなで集まって、まずは来年レベルアップしたチームを皆さんに見てもらえるように頑張りたいと思います」