◆パ・リーグ ロッテ9―1ソフトバンク(11日・ZOZOマリン)
大敗で3連敗を喫したソフトバンク・小久保裕紀監督(53)は、さばさばとした表情でリセットした。気持ちの切り替えは、試合中から。
チーム最多12勝の左腕は今季最短KO。守備にも足を引っ張られた。初回1死から西川に先制ソロを献上後、連打され一、二塁。佐藤の二ゴロは併殺コースだったが、野村の一塁送球がそれ、ピンチが続いた。2回も先頭の茶谷の遊ゴロを野村が悪送球。そこから3点を失った大関は「動揺はない。打ち方に対応できなかった」と悔やんだが、指揮官が責めることはなかった。
試合前は豪雨。
このカードは1戦のみ。「あしたも試合があるとズルズルいくけど、試合がないのをプラスに」。コーチ会議でも、そう話した。優勝マジック15のままで、日本ハムに2差と迫られたが、最後までデッドヒートは覚悟の上。ジタバタすることはない。(安藤 理)